【普通免許で牽引】軽トレーラー購入前に知っておきたい10つのこと

【ポイントその9】荷物を積載する場合の注意点について

ここからは、軽トレーラーに荷物を積載する場合の注意点についてお話していきます。

【荷物積載の注意点その1】後方へのはみ出しは連結全長の1割未満まで

ボートトレーラーなどにボートを積載する場合、トレーラーの後端から少しだけボートがはみ出すことがあります。

この場合、トレーラー後方のはみ出し量は連結全長(ヘッド車+軽トレーラー)の1割未満であればOKというルールがあります。

Q.2 積載物がトレーラーからはみ出しても良いのですか?

A.2 横方向のはみ出しは禁止ですが、トレーラーの後方へのはみ出しは範囲内であれば可能です。はみ出しの範囲は、けん引車+トレーラーの全長の10%まで。

例:けん引車(4m50cm)+トレーラー(3m40cm)の場合は74cmのはみ出しが許されています。

しかし、実際に船を積載し、74cmはみ出すと、テールランプが見えにくくなり、バランスが悪いという点があります。

危険ですので、あまりお薦めできません。

引用)Q&A|SEA MARINE

ただし、上記のサイトでも注意が促されている通り、毎回毎回、連結全長ギリギリでの積載しているとトレーラーが後ろ荷重になりすぎてバランスが悪くなり、牽引走行に悪影響を及ぼす可能性がありますし、連結を切り離した瞬間にトレーラーが後ろ荷重で転倒するという事も考えられます。

また、仮に連結全長ギリギリで積載運行していて、運悪く事故や故障などでヘッド車を切り離してトレーラーを駐車させなければならない場合、その場で法令違反となる状況も考えらるため、実際には連結全長ギリギリを狙った積載を行わないのが普通です。

安全の為にもトレーラーの車体長の1割程度を限度と考えた方が良いでしょう。

【荷物積載の注意点その2】左右へのはみ出しはNG

トレーラーに積載する物がトレーラーの幅よりも大きく、トレーラーから左右にはみ出してしまうのは基本的にNGです。

しかし、左右へのはみ出しは、1cmでも積載物大きさ制限超過の交通違反(違反点数1点、普通車で7千円の反則金)となりますので、ご注意下さい。

引用)トレーラーQ&A|LOFTJAPAN

ですので、幅が大きい荷物を運搬する場合、それよりも幅の大きなトレーラーを準備するようにしましょう。

【荷物積載の注意点その3】高さ方向へは全高2.5mまで

軽トレーラーに荷物を積む場合、高さ方向へは全高2.5m(地上から荷物のてっぺんまでの高さ)までが積載可能となります。

道路交通法によると、軽トラックの場合におけるそれぞれのはみ出し量は

最大積載の長さ 車両の長さの1/10(10%)まで
最大積載の幅 車両の幅まで
最大積載の高さ 2.5mまで

となっています。

引用)各メーカー製、軽トラックの積載寸法一覧 |軽トラック情報館

軽自動車の規格として、全高2mまでという制限がありますが、これは軽自動車の車体の高さ上限値であって積荷の高さとは無関係です。

例えば、フルバンタイプの軽貨物車でもルーフラックなどを使えば、2.5mまでは特別な申請無しで積載が可能です。

また、まれに見る軽トラの背の高い幌に関して言えば、幌は自動車の車体ではなく指定部品(構造変更申請は不要)になるため、軽自動車の車体側の規格となる全高2mを超えても2.5mまでであれば取り付けることができます。

このように、軽規格のトレーラーの場合も全高2.5mまでであればルール上は荷物を積載可能ですが、全高が高くなると横風の影響を受けやすくなったり、次にお話するバランスも悪くなりますので、余裕を持って積載することをおすすめします。

【荷物積載の注意点その4】バランスを考える

軽トレーラーへのバイク積載時のバランス

軽トレーラーは1軸(2輪)とヒッチメンバー連結部で荷重を支えています。

先程の後部へのはみ出し量の議論のところでも少しお話しましたが、トレーラーの車軸に対して荷物の重心が過度に後ろ側にある状態で積載されていると、連結を切り離した時にトレーラーが後ろ側に立ち上がってしまう事があります。

逆に、荷物をトレーラーの車軸に対して前側に積載しすぎると、ヒッチメンバーにかかる垂直荷重が大きくなりすぎて、ヘッド車の後ろ側が下に押され、前側が持ち上げられるため、走行時にハンドルがとられてフラフラしてしまいます。

左右のバランスについても、片側に荷物の重心が寄りすぎるとトレーラーが安定せず、軽い側のトレーラーのタイヤがちょっとした段差でも勢い良くバウンドしたりして、トレーラーが横転してしまうこともあります。

ですので、トレーラーに荷物を載せる場合、左右の重心は中央に、前後の重心は車軸より少しだけ前に、必ずヒッチメンバーに少しだけは荷重がかけられるような形で積載するようにしましょう。

【荷物積載の注意点その5】しっかりと固定する

当たり前のことですが、積載した荷物が落下したりしないようにしっかりとロープやタイダウンベルトなどを使って固定しておきましょう。

【ポイントその10】牽引中の注意点について

ここからは、軽トレーラー牽引中の注意点についてお話していきます。

【牽引中の注意点その1】内輪差や死角による巻き込み

軽トレーラーを牽引する場合、通常よりも2倍程度全長が伸びることになり、トラックやバスと同じように内輪差が大きくなってしまいます。

交差点を右左折したりする場合など、内輪差に十分注意して走行する必要があります。

また、軽トレーラーを牽引することにより、ヘッド車と軽トレーラーの間などに今までになかった死角が発生します。

特に軽トレーラーを牽引して出発する場合など、車の周りだけではなく、軽トレーラーの周りや下に子供がいないかなど、確認する事も忘れずに行いましょう。

【牽引中の注意点その2】速い速度、急な操作はNG

軽トレーラーを牽引している場合、ヘッド車だけで走行する場合よりと走行安定性が低くなってしまいます。

例えば、牽引中に急ブレーキをかけたりしてしまうと、連結部のところでヘッド車とトレーラーがくの字のような形に折れ曲がってしまって、トレーラーが走行中の車線からはみだしてしまうことがあります。

また、急ハンドルを切ってしまった場合、トレーラーに過剰な横Gがかかってしまい、トレーラーの片側のタイヤが持ち上がり、積み荷が崩れてしまうこともあります。

なお、上記のような急な操作ではなくても、牽引中は走っている道路が下り坂の場合、ブレーキ時はヘッド車とトレーラーの車重を受け止める必要があるため制動距離が伸びてしまうこともあります。

逆に上り坂の場合、いつもよりアクセルを踏み込まないと速度が落ちすぎてしまったり、またアクセルを踏み込みすぎるとヘッド車の前側が持ち上がり、ハンドルが異常に軽くなって、直進性が悪くなるということもあります。

いづれの場合も、速度を過度に出さずに、ゆっくりとした操作を早め早めから行えば、安全に運行することができますので、軽トレーラーを牽引する場合は何事もゆっくりと丁寧に操作するようにしましょう。

なお、軽トレーラーを牽引している場合、高速道路の制限速度は80kmになるということも覚えておきましょうね。

【牽引中の注意点その3】バックが難しい

トレーラーの運転で一番難しいのが、バックです。

というのも、トレーラーを牽引してバックする場合、①まず牽引トレーラーを曲がりたい方向に振り(いつもとハンドルは逆回し)、②それからハンドルをいつも通りにバックしたい方向に切ってバックするということを行わなければならないからです。

充分に広い場所でバックする場合は、なんとかバックすることができると思いますが、狭い場所の場合、なかなか思ったようにバックできない時もあります。

特に狭い1車線しかないような道などを走行した時に、前から車が来てしまったりした場合などは、下手にバックすると焦りなどもあってトレーラーをぶつけたりしてしまうかもしれません。

このような場合は、無理に牽引したままバックすることを諦め、トレーラーを切り離して自分の手でトレーラーを移動させたりするか、または前方から来た車の人に事情を説明し、バックしてもらうなども一つの手でしょう。

牽引にかなり慣れてきても、思ったようにバックするというのはなかなか難しいので、トレーラーを牽引している時は落ち着いた臨機応変な対応が必要ということを覚えておきましょう。

【牽引中の注意点その4】走行前の点検が重要

軽トレーラーは、常にトレーラーを牽引するのではなく、月に3~4回程度レジャーのために牽引するという使い方をする人の方が多いのではないかと思います。

普段あまり使わないものは、故障やパーツの劣化などに気が付きにくいものです。

特に、タイヤの空気は走行中よりも停車中に抜けやすいものですし、空気が少ない状態で重たい荷物を運んでしまうとタイヤに負荷がかかってしまい、バーストしてしまう可能性もでてきます。

ですので、走行前にはちゃんとブレーキランプやウィンカーランプなどが点灯するか、タイヤの空気圧が適正かどうか確認するようにしましょう。

最後に一言

今回は、【普通免許で牽引】軽トレーラー購入前に知っておきたい10つのことについてお話しました。

かなり長くなってしまいましたが、軽トレーラーを購入するということは普通の人がやらないことを行うということなので、いろんなノウハウを知っておく必要があります。

私が軽トレーラーを中古で購入して自分で名義変更したりしたとき、情報を集めるのにとても苦労して困ってました。

ネットで調べるだけではなかなか欲しい情報が手に入らなかったので、陸運局などに電話で問い合わせをしたり、実際に陸運強に行って検査ラインの人に教えてもらったり・・・

この記事を理解すれば、そのような無駄な時間をある程度短縮できると思いますが、地域的にも時間的にも、すべての情報が正確でない可能性があります。

あくまでも参考程度に活用し、信憑性が低いと感じるようなところは自分で確認判断してみてくださいね。

それでは!



タイトルとURLをコピーしました